香りの余韻を包む一枚──エビとアボカドのアドボタコスを撮る

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 新中野のタコス店 HOBO TACOS。ここで、「はじめてのメスカルの教科書」(誠文堂新光社)の料理ページ用に、エビとアボカドのアドボタコスを撮影した。淡々とした厨房の動きと、仕上がりの皿が運ばれる瞬間の高揚。その落差がレンズの前で心地よい緊張を生む。  


主役は、アボカドソースとニンニクで丁寧にマリネされたエビ。しっとりと艶を帯びた身が、まず画としての重心を決める。そこへ紫キャベツが載ると、色の対比で皿が一気に締まる。さらにアボカドが重なり、柔らかな緑が奥行きをつくり出す。重層的だが雑味がない。盛りつけを覗き込むたび、輪郭が澄んでいくような感覚があった。  


燻製ハラペーニョを利かせたマヨネーズソースは、表面にさりげなく光を生む。強く主張するわけではないが、タコスの息遣いを整える“余白”のような存在だ。照明を調整しながら、その控えめな光の筋をどう扱うかに時間を費やした。  

タコスは形が流動的で、撮影では一瞬のまとまりを逃すと表情が変わる。だからこそ、皿が置かれたその刹那、構図も光も一気に決める必要がある。店の空気、料理の温度、手の動き──すべてを吸い込んでシャッターを切った。  


今回の一枚は、料理の説明にとどまらず、HOBO TACOSという店の持つ“呼吸”まで写すことを目指した。メスカルの教科書に収まるページの一角として、料理の魅力が静かに語りかける一枚になっていると思う。



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