フランス料理の撮影|料理を見てライティングを判断できるカメラマンの選び方

query_builder 2026/09/30
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佐原のオーベルジュ・ド・マノワール吉庭様にて、秋の新メニューの撮影を行いました。


今回撮影したのは「真鯛のポワレ」です。


真鯛の上にはレンコンのフリットが添えられ、マッシュルームの濃厚なソース、東薫の酒粕を使ったクリーム、オリーブオイルで構成された立体感のある一皿です。


今回の撮影で難しかったのは、真鯛と淡い色彩のソースを一体感のある写真として再現することでした。


ライティングには天トレを使用していますが、今回はストロボをトレペにかなり近づけ、あえて少し硬めの光にしています。


柔らかい光にすると料理全体のコントラストが低くなり、真鯛や淡い色のソースの質感が弱くなってしまうためです。


淡い色の料理では、単純に柔らかくきれいな光を当てればよいわけではありません。料理の色や質感を見ながら、どの程度のコントラストが必要なのかを判断する必要があります。


ここで重要になるのが、カメラマンが「どのようなライティングを知っているか」だけではなく、「目の前の料理を見て、どのライティングが適しているかを判断できるか」ということです。


料理撮影を依頼する際には、同じ業態の撮影経験があるかを確認することをおすすめします。


例えばフランス料理店であれば、フランス料理を撮影した実績があるか。可能であれば、実際に撮影した写真をポートフォリオで見せてもらうと、そのカメラマンがどのような料理をどのように撮影してきたのかが分かります。


私自身、オーベルジュ・ド・マノワール吉庭様では、これまで何度も料理撮影を行っています。


オーナー様のお話では、これまでにも撮影を希望するカメラマンから声をかけられ、実際に試しに撮影してもらったこともあるそうですが、写真について満足できず、継続してご依頼いただいているのが私です。


これは、単に「フランス料理を撮ったことがある」というだけではなく、その店の料理や雰囲気を見たうえで、毎回ライティングを調整することが重要だと考えているからです。


料理撮影では、いつも同じ位置からサイド光を入れればよいわけでもありません。


最近よく見られる、真横から光を入れてシャドウを強くしたドラマティックな表現も、料理によっては効果的です。しかし、淡い色の料理に同じライティングを使うと、シャドウ部分が濁って見え、料理の繊細な色や質感が失われることがあります。


逆に、柔らかい光だけでは今回の真鯛やソースの質感が弱くなる。


だからこそ、料理を見て光を決める必要があります。


料理撮影のカメラマンを選ぶときは、写真が一見かっこよく見えるかだけではなく、**「この人は料理を見てライティングを判断しているか」**という視点でポートフォリオを見ることをおすすめします。


同じライティングを料理が変わっても繰り返しているのか、それとも料理の色、質感、盛り付け、店の業態に合わせて光を変えているのか。


そこを見ることで、そのカメラマンが料理撮影に対してどの程度の経験と判断力を持っているのかを知る一つの材料になります。


今回の真鯛のポワレも、料理の淡い色彩と質感を見ながら光を調整し、真鯛とソース、レンコンのフリットが一体となって見える写真に仕上げました。


料理撮影は、決められたライティングを当てて撮影する仕事ではありません。


料理を見て、必要な光を考え、その店の料理として最も魅力が伝わる状態を作る。


私はそこに、料理撮影を専門に行うカメラマンの技術があると考えています。


料理撮影の依頼については、料金や撮影の流れ、カメラマン選びのポイントなどを「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。料理撮影をご検討の飲食店様、制作会社様の参考になればと思います。


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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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