熱をかける手と、焼き...
六本木の「ラトリエ・デュ・パン」にて、ポスター用イメージ...
11.Dec.2025
上野の森のほど近くに佇む「スモークダイニング GAGA」。燻製の技法を軸にした料理で知られるこの店で、今回は「美食家燻製コース」のイメージ撮影を担当した。
撮影のテーマは明確だった。コース全体を並べて説明的に見せるのではなく、主役の皿に視線を集中させ、食欲をそそる写真に仕上げること。
主役に据えたのは、黒毛和牛の燻製ローストビーフ。しっとりとした質感、うっすらと香る燻香、肉の表面に宿る艶。光の角度、皿の位置、カメラの寄せ方を何度も調整し、肉そのものの魅力が際立つ瞬間を切り取った。
背後には、「燻製鶏と5種類の茸をポルティーニソースで」を配置。主役を引き立てつつ、コース全体の物語性をそっと添える役割だ。色や形を強調しすぎず、しかし確かに存在を感じさせることで、画面に奥行きと温度感が生まれる。 料理をただ並べるのではなく、一皿の表情と奥行きを丁寧にすくい取る。GAGAの燻製料理は、味だけでなく“佇まい”も魅力的である。その余韻をレンズに写し込む作業は、撮影者としての歓びそのものだった。
ラ・クレアシオン
住所:埼玉県草加市新栄