カレーの料理撮影で重要なのは「艶の作り方」|料理撮影のライティング技術の話

query_builder 2025/10/31
料理撮影の専門知識
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越谷のsports cafe & bar GANDY様にて、メニュー撮影を行った。今回撮影したのはランチメニューの「越谷カレー」。鴨肉を使った、深い色合いのカレーだ。


カレーの撮影はシンプルに見えて、実はライティングの技術差が非常に出やすい料理の一つだ。皿に盛られたカレーは深い琥珀色をしているが、光の当て方を間違えると、ただの暗い茶色の塊になってしまう。料理を美味しそうに見せるためには、色だけではなく「艶」と「陰影」をどう作るかが重要になる。


今回の撮影では、ストロボの光を直接当てるのではなく、反射をコントロールしながらルーの表面にやわらかな照りを作っている。光が強すぎるとテカリになり、弱すぎると質感が出ない。ルーの表面に細いハイライトが入る位置を探しながら、光の角度を何度も調整していく。この作業で、カレーのとろみや深さが写真に出てくる。


鴨肉の撮影も同じで、肉の厚みや脂の層が見える位置にハイライトを作ることで、立体感と質感が出る。料理撮影では全体を明るくするのではなく、どこに光を当てて、どこを影にするかで写真の完成度が決まる。ここが料理撮影のライティングの一番重要なところだと思う。


撮影中、カレーの表面にできる細かな陰影を見ていると、その料理の性格のようなものが見えてくることがある。派手さではなく、落ち着いた色と質感。写真も同じで、光を整えていくと料理の雰囲気がそのまま画面に出てくる。


料理撮影は料理を明るく撮る仕事ではなく、料理の質感と空気を写す仕事だと思っている。光の角度、反射のコントロール、色の再現。この三つをどう設計するかで、料理写真の完成度は大きく変わる。ここが、料理撮影に専門知識が必要と言われる理由の一つだと思う。



料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

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