しゃぶしゃぶ撮影で“高級感”をどう作るか|神戸牛の質感と湯気を両立した料理撮影事例

query_builder 2026/05/01
料理撮影の専門知識
ブログ

赤坂の神戸牛511様で、コース料理のメニュー撮影を行いました。 今回掲載しているのは、コース内のしゃぶしゃぶの撮影です。


しゃぶしゃぶの写真は、ただ肉を綺麗に並べるだけでは、高級店らしい空気感が出ません。重要なのは、肉のサシ、出汁の透明感、立ち上がる湯気、そのすべてを一枚の中で整理して見せることです。


今回の撮影では、神戸牛特有の上品なサシが重く見えないよう、脂の白さを飛ばしすぎず、赤身との境界が自然に見えるライティングを組みました。 さらに、箸で肉を出汁へ潜らせようとする動きを入れることで、静止画でも“食べる直前の期待感”が伝わるように設計しています。


しゃぶしゃぶは、光の整理が非常に重要です。 湯気だけを立たせると鍋が白く濁り、逆に肉を優先すると出汁の透明感が消えてしまう。そこで今回は、アンブレラを使って光を柔らかく回しながら、肉のツヤだけが浮く角度を細かく調整しました。


料理撮影では、「美味しそう」だけで終わる写真よりも、“この店は価格に見合う体験ができそうだ”と思わせることが大切です。特に高価格帯の飲食店では、写真の印象ひとつで店の格が変わります。


安価に見える料理写真は、単純にカメラや機材の問題ではなく、光の設計と質感整理が不足していることが多いです。 肉の艶を強くしすぎれば量販店のような印象になり、逆に抑えすぎると魅力が消える。その中間を探りながら、その店らしい温度感へ寄せていくのが、料理撮影の仕事だと考えています。


メニュー撮影や広告撮影では、料理単体だけでなく、「店の単価感」や「ブランドイメージ」まで含めて写真に落とし込む必要があります。 今回も、神戸牛の特別感が自然に伝わるよう、質感と空気感のバランスを重視して撮影しました。



料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

----------------------------------------------------------------------

ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG