ラーメンの料理撮影|背脂の“艶”を食欲に変えるライティング設計

query_builder 2026/04/25
料理撮影の専門知識
ブログ

武蔵小金井に新規オープンした中華そばのなかよし様にて、メニュー撮影を行いました。今回の被写体は背脂醤油油そば。しっかりとしたコクとパンチを持つ一杯で、その魅力を写真でどう伝えるかが重要になります。


脂の多い料理は、光の当て方を誤ると単にテカって見えるだけになってしまいます。強い光をそのまま当てると反射が強く出てしまい、“ギトギトした印象”に寄りやすい。一方で実際に美味しそうに見える脂は、しっとりとした艶を伴っています。ここをどう作るかが今回の設計の軸です。


ライティングは柔らかさをベースにしながら、光の入り方を細かくコントロールしています。トレペを使い、光の硬さを調整しつつ、斜め後ろから反射を設計することで、脂の表面に自然な艶を作っています。単純に光量を増やすのではなく、“どう写り込ませるか”を基準に組み立てています。


また、この一杯は脂の表現が一箇所ではありません。麺に絡む油、チャーシューに滲む脂、もやしの上に乗る背脂。それぞれ質感が異なるため、全体を均一に見せるのではなく、ポイントごとに見え方を調整しています。情報量が多いからこそ、整理しながら食欲につなげる必要があります。


撮影では、ハイライトの入り方や麺の絡み具合を確認しながら、細かく角度と配置を調整しています。わずかな違いで印象が変わるため、狙った質感に最短で到達する設計が求められます。


ラーメン写真は、単にボリュームや派手さを出すだけではなく、質感の精度がそのまま説得力につながります。今回の背脂醤油油そばも、脂の見せ方を設計することで、実際の美味しさに近い印象を写真上で再現しています。メニュー写真は、撮り方ひとつで集客力が変わります。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

----------------------------------------------------------------------

ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG