ホタルイカの料理撮影|黒潰れと白飛びを防ぐライティングとレタッチ設計

query_builder 2025/07/12
料理撮影の専門知識
ブログ

練馬の蕎麦割烹「匙かげん」様にて、メニュー撮影を行いました。今回の被写体はホタルイカの沖漬け。見た目はシンプルですが、写真にすると黒く沈みやすく、質感をどう引き出すかがポイントになります。


ホタルイカは光を吸収しやすく、そのまま撮影するとディテールが潰れがちです。ただし、ここで単純にライトを強く当てると、今度は表面が反射して白飛びし、艶だけが強調された不自然な見え方になってしまいます。そのため、光は必要最小限に抑え、あくまで質感が立ち上がるポイントだけを拾う設計にしています。


ライティングでは、完全に暗く落とすのではなく、わずかにハイライトを入れることで艶感をコントロールしています。光らせすぎず、しかし沈ませすぎない。その中間を狙うことで、実物に近い質感と存在感を写真上で再現しています。


仕上げの工程では、ホタルイカの部分だけマスクを作り、トーンをわずかに持ち上げています。ただし、ここで調整をかけすぎると全体とのバランスが崩れ、違和感につながるため、あくまで自然に見える範囲に留めています。撮影段階である程度完成形を見据えて光を設計しておくことが、最終的な仕上がりの精度に直結します。


黒い食材は、光を足すか抑えるかの判断ひとつで印象が大きく変わります。今回も、ライティングとレタッチの両方を前提に組み立てることで、ホタルイカの持つ艶と奥行きを無理なく表現しています。こうした細かなコントロールが、メニュー写真の完成度を大きく左右します。



料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

----------------------------------------------------------------------

ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG