赤ワイン煮込みの料理撮影|黒いソースの質感を引き出すライティング設計

query_builder 2025/06/22
料理撮影の専門知識
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佐原のオーベルジュ・ド・マノワール吉庭様にて、メニュー撮影を行いました。今回の被写体は房総ポークの赤ワイン煮。深いノアールのソースをまとった一皿で、この“黒の質感”をどう見せるかが撮影の軸になります。


赤ワイン煮のように色が沈んだ料理は、単純に光量を上げても明るくはならず、反射だけが強く出てしまいがちです。そのため、光を足すのではなく、どのように写り込ませるかを前提にライティングを組む必要があります。見せたいのは明るさではなく、奥行きと艶のバランスです。


今回はソフトボックスやアンブレラのような広く柔らかい光ではなく、トレペを使って光の硬さを細かくコントロールしています。さらに、斜め後ろからトレペ自体を映り込ませるように配置することで、ソースの表面に自然なハイライトを作り、質感を引き出しています。反射を“抑える”のではなく、“設計して入れる”という考え方です。


ライティングの角度と硬さを調整することで、黒の中にわずかな階調を作り、立体感を成立させています。均一な光では出せない深みを、反射のコントロールによって再現しています。


撮影中は、ハイライトの入り方とソースの見え方を確認しながら、細かく位置と角度を調整しています。わずかな違いで印象が変わるため、狙った質感が出るポイントを見極めることが重要です。


料理写真は、色が持つ情報量をどう引き出すかで完成度が変わります。今回の赤ワイン煮も、黒を黒のまま活かしながら質感を成立させることで、料理の持つ重厚さと繊細さを両立した一枚に仕上げています。



料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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