肉刺しを立体的に見せる料理撮影|赤身の質感を引き出すライティング事例

query_builder 2025/05/08
料理撮影の専門知識
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麻布十番のノ音様にて、ぴあ発行「おいしい肉の店」の撮影を担当しました。 今回掲載しているのは、トモサンカクとハツの刺身です。


肉刺しの撮影では、鮮度感だけを強調すると軽く見えすぎてしまい、逆に質感を重くしすぎると生肉特有の繊細さが消えてしまいます。 そのため今回は、“赤身の旨さが伝わる質感”を軸にライティングを組みました。


特に意識したのは、薄く切られた肉を平面的に見せないことです。 刺身は厚みが少ないぶん、光が曖昧だと一気に存在感がなくなります。そこで、サイドの低い位置からストロボを入れ、肉の断面や表面の細かな起伏に陰影を作っています。


使用したディフューザーはアンブレラのみ。 光を柔らかく回しすぎず、適度に芯を残すことで、トモサンカクの滑らかな脂感と、ハツ特有の締まった質感が自然に分かれるよう調整しています。


また、背景は少し落とし気味にしています。 全体を均一に明るくすると、肉の赤みが弱く見えやすいため、背景のトーンを整理することで視線が赤身へ集まる構成にしました。


生肉の撮影は、単純に艶を出せば美味しそうに見えるわけではありません。 照りを強くしすぎると安っぽく見えやすく、逆に抑えすぎると鮮度感が消える。そのバランスを細かく調整しながら、その店らしい空気感へ寄せていく必要があります。


料理写真は、料理を記録するためだけのものではなく、店の単価感や専門性まで伝える役割があります。 今回も、赤身肉の繊細な旨さが伝わるよう、立体感と温度感を意識しながら撮影しました。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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