麻婆丼を“溢れる熱量”で見せる料理撮影|ツヤと立体感を作るライティング事例

query_builder 2025/05/03
料理撮影の専門知識
ブログ

竹ノ塚の焼売酒場 つつみや様にて、メニュー撮影を行いました。 今回掲載しているのは、「こぼれ麻婆丼」です。


丼いっぱいに盛られた白飯の上へ、豆腐をたっぷり含んだ麻婆餡を豪快に流し込み、さらに器の縁を越えて外側へまで溢れていく。 普通の丼料理の収まり方とは違い、“溢れること”そのものが料理の魅力になっている一杯です。


今回の撮影では、このボリューム感を潰さず、なおかつ麻婆餡の艶感をしっかり見せることを意識しました。 麻婆料理は光が弱いと餡が重く沈みやすく、逆に強すぎると油だけが浮いて見えてしまいます。そのため、照りと立体感が両立する位置を細かく探りながらライティングしています。


ライトは左側から入れ、反対側には銀レフを使用。 片側だけで陰影を作るのではなく、銀レフで反対側にも照りを返すことで、麻婆餡全体にツヤが回るよう調整しています。


特に、丼から流れ落ちる餡の部分は、艶だけでは平面的に見えやすいポイントです。 そこで、光の角度によって濃淡を作り、麻婆の厚みや重力感が自然に伝わるよう設計しました。


また、今回は“キラキラした食欲感”も意識しています。 中華料理は、照りや油感が弱いと一気に元気のない印象になりやすい。そのため、食欲を刺激する光を作りながら、同時に立体感も失わないバランスを狙っています。


料理写真は、単に綺麗に整えるだけでは、店の個性まで伝わりません。 特に今回のようなインパクトのあるメニューは、「どれだけ豪快に見せるか」と「どれだけ美味しそうに見せるか」を同時に成立させる必要があります。


メニュー撮影では、料理の情報量を整理しながら、その店らしい熱量や空気感まで写真へ落とし込むことを意識しています。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

----------------------------------------------------------------------

ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG