天丼を立体的に見せる料理撮影|老舗天ぷら店の迫力を引き出すライティング事例

query_builder 2025/05/01
料理撮影の専門知識
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三ノ輪近くの土手の伊勢屋様にて、ぴあ発行「東京老舗名店」の撮影を担当しました。 今回掲載しているのは、名物の「天丼(ハ)」です。


朝締めの穴子が丼を横切るように置かれ、その手前には海老とキスが高く立ち上がる。さらに蓮根とししとうが添えられ、ひとつの丼の中に強い高低差が作られています。


今回の撮影で重要だったのは、この天丼の“立体感”と“迫力”をそのまま写真へ落とし込むことでした。 天丼は真上から整理しすぎると、急に平面的になり、実際のボリューム感が消えてしまいます。


そこで今回は、ライトをサイドから入れています。 衣の凹凸に陰影を作ることで、海老や穴子の厚みが自然に立ち上がり、揚げたての質感が伝わるよう調整しました。


特に天ぷらは、光を正面から回しすぎると衣が潰れやすく、油の重さだけが目立ってしまいます。 一方で、サイドから光を作ることで衣に立体感が生まれ、丼全体のボリューム感にも繋がっていきます。


また、背景は暗く落としています。 老舗の天丼を、単なるランチ写真のように軽く見せたくなかったためです。背景を整理することで視線を丼へ集中させながら、店の重厚感や歴史まで自然に感じられるよう構成しています。


穴子、海老、キス、それぞれ衣の質感も異なります。 その違いを潰さず、どの具材も埋もれないようにライティングを調整することで、天丼全体に奥行きが出るよう設計しました。


料理写真は、料理を綺麗に記録するだけでは、その店の価値までは伝わりません。 特に老舗店の撮影では、料理そのものだけでなく、長年積み重ねられてきた空気感まで写し込むことを意識しています。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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