インバウンド向け料理撮影の光設計|ウニの粒感を成立させるプロ理論

query_builder 2024/10/25
料理撮影の専門知識
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浅草の和雲様にて、「うにまぶし」のメニュー撮影を行いました。 この撮影のテーマは明確です。 海外の観光客に刺さる写真にすること。 料理撮影は専門性が必要ですが、 その本質は“きれいに撮ること”ではありません。 誰に見せる写真かで 光の設計が変わります。


通常、和食撮影では 光を柔らかく回すのが基本です。 陰影を減らし、 落ち着いた印象を作る。 しかしウニは例外です。 ウニの魅力は 色ではなく“粒感”。 この質感は 柔らかい光では消えます。 光が回りすぎると 表面が均一になり、 立体が失われるからです。


そこで今回は やや硬めの光を選択し、 低い位置からストロボを当てています。 低位置の光は 微細な凹凸を強調し、 食材の密度を見せます。 硬い光はリスクも高いですが、 制御できれば “鮮度”の印象に変わります。 これは偶然ではなく 撮影理論に基づく判断です。


インバウンド向け撮影では “静かな美しさ”より “直感的なインパクト”が重要になります。 海外の観光客は 写真を一瞬で判断します。 粒感・光沢・立体。 この三点が揃うと 食欲は言語を超えます。 料理撮影は 文化翻訳の仕事でもあります。


結論として、 料理撮影の専門性とは 食材の性質と 見る側の心理を読み、 光で翻訳する技術です。 和食だから柔らかく、ではなく 何を伝えるかで光を決める。 今回のうにまぶし撮影は その思想で組み立てています。 これがプロ品質です。

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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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