赤坂の神戸牛511様にて、コース料理のデザートであるわらび餅を撮影しました。 今回のわらび餅は、きなこをまぶして仕上げるのではなく、光沢のあるわらび餅を器の中心に盛り付け、その周囲にきなこを添えた一品です。食べる際に自分できなこをまぶす仕立てのため、写真では、わらび餅そのものが持つ美しい艶と透明感をしっかりと伝えることが重要でした。 撮影で特にこだわったのは、わらび餅に光を移し込み、内側から透き通るような質感を表現することです。今回は後方から光を入れ、表面の艶だけでなく、わらび餅特有の透明感が感じられるようにライティングを調整しました。
ここで重要なのは、強い光を直接当てて光らせることではありません。光を強く当てすぎると、表面の反射が目立ち、わらび餅本来の色や質感が分かりにくくなることがあります。光の方向を考え、素材に光を移し込むように調整することで、過度な反射を抑えながら、みずみずしい艶と透明感を引き出します。
透明感のある食材を撮影する際は、単純に明るくするだけでは、その魅力を十分に表現できません。光がどの方向から入り、素材の中や表面でどのように見えるかを考える必要があります。今回のわらび餅でも、光の当て方を工夫することで、器の中に置かれた一品の存在感と、つるりとした質感を表現しました。
料理撮影では、食材の特徴を見極め、それぞれに適した光を設計することが大切です。焼き目の香ばしさ、ソースの艶、食材の透明感など、料理によって伝えるべき魅力は異なります。単に料理をきれいに写すのではなく、お店が提供する一皿の価値を写真で伝えることが、プロの料理撮影の役割だと考えています。
コース料理の写真は、メイン料理だけでなく、デザートも含めてお店の食事体験を伝えるものです。公式Webサイトやメニュー、広告などで使用する写真だからこそ、料理の細かな特徴まで丁寧に表現することが重要になります。
料理撮影の依頼については、料金や撮影の流れ、カメラマン選びのポイントなどを「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。料理撮影をご検討の飲食店様、制作会社様の参考になればと思います。
ラ・クレアシオン
住所:埼玉県草加市新栄1-13-5
サニーヒルズ103
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