黒いカレーを美味しそうに撮る方法|上海角煮カレー撮影で考えた料理撮影の専門技術

query_builder 2024/12/31
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新宿のグリルアンドバー ハナヤ様にて、名物メニュー「上海角煮カレー」の撮影を行いました。


撮影前にオーナー様から「とても人気のあるメニューなのですが、写真にするとあまり映えない」というご相談をいただきました。実際に料理を拝見すると、ルーはかなり黒く、具材は大きな角煮が2つというシンプルな構成です。食べると非常に美味しいのですが、写真として魅力を伝えるには工夫が必要な料理でした。


まず考えたのは、黒いルーの質感をどう表現するかという点です。色が暗い料理は光を吸収してしまうため、そのまま撮影すると平面的に見えてしまいます。そこで、ルーの表面に光を反射させて質感を出す方法と、薄い部分に光を透過させて立体感を作る方法を組み合わせることを考えました。


また、盛り付け方についても少し工夫を提案しました。角煮はとても大きく存在感のある食材です。ご飯の横に置いてルーをかけるだけでは、その魅力が十分に伝わらないように感じました。そこで角煮をご飯の横に立てかける形にし、さらにその部分を手前に配置して撮影することで、角煮の迫力が強調される構図にしています。


ライティングでは、この角煮の部分にやや強めの光を当てています。その状態でルーをかけると、ルーの薄い部分は光を透過し、厚みのある部分は表面で光を反射します。結果として、黒いルーにも自然な艶と立体感が生まれ、角煮の質感と一体になった表現ができました。


シャッターを押すまでは半信半疑だったオーナー様も、仕上がった写真をご覧になってとても喜んでくださいました。料理の特徴を観察し、その場で最適な見せ方を考え提案することもフードフォトグラファーの重要な役割だと考えています。


料理撮影では、料理の色や質感によって光の作り方や構図が大きく変わります。料理の魅力を正確に理解し、それを写真としてどう表現するかを考えることが、専門的な料理撮影の大切なポイントです。



料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

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ラ・クレアシオン

住所:埼玉県草加市新栄1-13-5

          サニーヒルズ103

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