料理写真レタッチで改善|おいしそうに戻す方法

query_builder 2026/03/08 料理撮影テクニック

料理写真を撮ったあと、

・白っぽく飛んでしまった

・暗くて料理が見えない

・変な色になった

・美味しそうに見えない

そんな写真になってしまうことがあります。

特に自然光で撮影した料理写真は、

・黄色くなる

・青っぽくなる

・明るすぎる

・暗くつぶれる

といったトラブルが起きやすいです。

しかし安心してください。 多くの料理写真は、Photoshopの基本レタッチだけでかなり救えます。 この記事では、料理写真を救うためのPhotoshop完全手順を 初心者でもできる方法で解説します。

著者プロフィール

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平野慎一(ひらの しんいち)

フードフォトグラファー

ラ・クレアシオン(La Creación)代表


料理撮影・メニュー撮影を専門に、飲食店の現場で撮影を行っているフードフォトグラファー。 1993年より料理撮影専門の広告写真スタジオに所属し、2003年に独立。 以降、首都圏を中心に多数の飲食店で実務ベースの料理撮影を手がけている。 料理を「作品」ではなく、メニューとして選ばれ、注文されるための商品として捉え、 撮影からRAW現像・仕上げまでを一貫して担当。 メニュー、グルメサイト、販促用途など、写真が使われる場面を前提に設計する撮影を重視している。 食べログ・ぐるなびなどのグルメサイト用写真に課題を感じたオーナーからの撮影依頼も多く、 料理の美味しさや質感を正しく伝え、集客や注文につながる写真制作を得意としている。

ラ・クレアシオン
住所:

〒340-0056

埼玉県草加市新栄1-13-5 サニーヒルズ103

料理写真が失敗する3つの典型パターン

まず、多くの料理写真は次の3つで失敗します。

① 明るすぎる(白飛び)

皿やご飯が真っ白になる状態。

原因

・窓光が強すぎる

・露出オーバー

② 暗すぎる(黒つぶれ)

料理の中身が見えない状態。

原因

・逆光

・露出不足

③ 色がおかしい(色かぶり)

・黄色い

・青い

・緑っぽい

自然光撮影では非常によく起こります。

Photoshopで料理写真を救う完全手順

ここからは実際のレタッチ手順です。

Photoshopを開き、

フィルター → Camera Rawフィルター

を開いてください。

ここから作業します。

手順① 明るさを整える

まずは写真全体の明るさを整えます。

使うスライダーはこれです。

露光量

場所 Camera Rawの

「基本補正」パネルの一番上

調整目安

・暗い → プラスにする

・明るすぎる → マイナス

目安は ±0.30〜0.70 くらい。

ここで写真の基本の明るさを決めます。

手順② 白飛びを救う

料理写真で一番多い失敗です。

使うスライダー

ハイライト

場所

基本補正パネル

調整

マイナス方向

目安

-30

-50

-70

これで

・白い皿

・ご飯

・ソース

の飛びすぎた部分が戻ります。

手順③ 暗い部分を救う

影が強くて料理が見えない場合。

使うスライダー

シャドウ

場所

基本補正パネル

調整

プラス方向

目安

+30

+50

これで

・肉の影

・器の内側

・ソース

が見えるようになります。

手順④ コントラストを戻す

明るさを直すと、

写真が少し眠くなります。

そこで使うのが

コントラスト

目安

+10

+20

料理写真は

少しだけ強め

が美味しそうに見えます。

手順⑤ 色を自然にする

自然光写真でよくある

・黄色い

・青い

を直します。

使うスライダー

色温度

場所

基本補正パネルの上

調整

黄色い → 青方向

青い → 黄色方向

少しずつ動かすのがコツです。

目安

±200~500

手順⑥ 食べ物の色を出す

料理写真で一番重要なのがここです。

使うスライダー

自然な彩度

場所

基本補正パネル

調整目安

+10

+20

+30

ポイント

彩度ではなく自然な彩度を使うこと

彩度を上げると

・色がベタっとする

・不自然になる

からです。

ここまでで料理写真はかなり救える

ここまでの6ステップで

多くの料理写真は

・明るさが整う

・白飛びが戻る

・暗い部分が見える

・色が自然になる

かなり良くなります。 

プロが最後にやる仕上げ

最後に1つだけやると、一気に美味しそうになります。

テクスチャ

場所

基本補正パネル

調整

+10

+20

これで

・肉の質感

・パンの表面

・揚げ物

の質感が出ます。

料理写真では非常に重要です。

料理写真レタッチの完成形

最終的な調整目安

露光量

+0.30

ハイライト

-40

シャドウ

+40

コントラスト

+15

自然な彩度

+20

テクスチャ

+15

これが料理写真の基本レシピです。

料理写真レタッチで失敗しないコツ

最後に1つだけ覚えてください。

全部を強くしないこと。

初心者がやりがちなミス

・彩度上げすぎ

・コントラスト強すぎ

・明るくしすぎ

料理写真は

少し足す

くらいが一番美味しそうになります。

まとめ

料理写真はレタッチでかなり救える

料理写真は

・明るさ

・白飛び

・影

・色

この4つを整えるだけで

見違えるほど良くなります。

特に

・ハイライト

・シャドウ

・色温度

この3つを覚えるだけでも 料理写真はかなり救えます。

レタッチは難しくありません。

まずはこの記事の手順を、そのまま試してみてください。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

ラ・クレアシオン
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料理撮影に30年以上携わり、数多くの現場で培ってきた経験をもとに、料理人や店舗が大切にしている意図を正確に読み取り、写真として再構築しています。ストロボを用いた精緻なライティングと、レタッチまでを前提とした撮影設計により、料理の質感や立体感、シズル感を安定して表現することを重視しています。「きれい」で終わらせず、料理と店の価値がきちんと伝わる写真を目指しています。

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