プロ直伝!ストロボで美味しそうなフードフォトを撮る極意

query_builder 2025/05/20 料理撮影テクニック
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ストロボで料理写真を美味しそうに撮るには、光を「当てる」のではなく「作る」という考え方が重要。直当ては料理が不味そうに見える原因になり、ディフューズ・バウンス・逆光・サイド光などで光を広げ、自然光のような柔らかい光を作ることが基本。ストロボを使うことで天候や時間に左右されず、安定して美味しそうな料理写真を撮影できる。

著者プロフィール

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平野慎一(ひらの しんいち)

フードフォトグラファー

ラ・クレアシオン(La Creación)代表


料理撮影・メニュー撮影を専門に、飲食店の現場で撮影を行っているフードフォトグラファー。 1993年より料理撮影専門の広告写真スタジオに所属し、2003年に独立。 以降、首都圏を中心に多数の飲食店で実務ベースの料理撮影を手がけている。 料理を「作品」ではなく、メニューとして選ばれ、注文されるための商品として捉え、 撮影からRAW現像・仕上げまでを一貫して担当。 メニュー、グルメサイト、販促用途など、写真が使われる場面を前提に設計する撮影を重視している。 食べログ・ぐるなびなどのグルメサイト用写真に課題を感じたオーナーからの撮影依頼も多く、 料理の美味しさや質感を正しく伝え、集客や注文につながる写真制作を得意としている。

ラ・クレアシオン
住所:

〒340-0056

埼玉県草加市新栄1-13-5 サニーヒルズ103

ストロボ撮影=不自然になる、は間違い

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飲食店の方からよく言われるのが 「ストロボだと不自然になりますよね?」 という言葉です。 これは半分正解で、半分間違いです。

不自然になる原因はストロボではなく、光の当て方です。 ストロボをカメラの上から直接当てれば、どんな料理でも美味しくは見えません。 影がなくなり、立体感が消え、ベタっとした写真になります。

つまり問題は機材ではなく、ライティングです。

基本は「逆光」か「半逆光」

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料理写真のライティングは、基本的にこの2つです。

・逆光

・半逆光(斜め後ろからの光)

これが一番料理が立体的に見えます。 手前から光を当てると、料理の表面だけが明るくなり、のっぺりした写真になります。

料理は表面ではなく、影で形を見せるものです。 それにより立体感を表現することができます。

例えばステーキの場合、

真上からストロボ → 平面的

後ろからストロボ → 表面の凹凸が出て美味しそうに見える

光の位置だけで、料理の印象は大きく変わります。

ストロボは「直接当てない」が基本

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プロの料理撮影で一番やらないのが、直当てストロボです。

必ずどれかをやります。

・ディフューザーを使う

・トレーシングペーパーを通す

・壁や天井にバウンス

・ソフトボックスを使う

要するに、光を一度大きく広げてから当てるということです。

光源が小さいと光が硬くなり、影が強くなります。 光源が大きいと光が柔らかくなります。 料理写真は基本的に柔らかい光です。 これを作るのがストロボライティングです。

よくある失敗例

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飲食店や自分で撮影している方の写真を見ると、ほぼこの失敗です。

失敗例

・ストロボ直当て

・真上からの光

・美しい影がない

・皿だけ明るく料理が暗い

・背景が真っ黒

・光が強すぎてテカっている

これをやると、素人が撮った写真のような印象になります。 料理写真で重要なのは、明るさではなく立体感と艶です。

成功するライティングのパターン

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一番簡単で失敗しないストロボ配置があります。

基本配置

・ストロボ:料理の後ろ

・ディフューザー:料理とストロボの間

・レフ板:手前(ストロボの反対側)

・カメラ:手前

この配置にすると、かなり安定して美味しそうに撮れます。

料理撮影はセンスより配置で8割決まります。 また、ストロボはサイドから当てても雰囲気が出て良い写真になります。 どの位置にストロボを持ってくると最適な表現になるか、少しずつストロボの位置を変えて光を探ることが重要です。

ちなみに、ストロボ、ディフューザー、レフ板を使ったからといって、すぐにプロ並みの写真が撮れるわけではありません。 「この位置にストロボを持ってくると、この部分に照りが出るのか」 「ディフューザーとストロボの距離はこれくらい離すと、これくらいの影が出るのか」 こういった光を探る地道な研究をして初めて、ストロボで料理写真が撮れるようになります。

自然光よりストロボの方が良い理由

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「自然光の方がいい」と思っている人も多いですが、 実は仕事ではストロボの方が圧倒的に多いです。

理由はシンプルです。

・天気に左右されない

・時間に左右されない

・光の強さを固定できる

・毎回同じ写真が撮れる

・室内光と混ざらない

メニュー撮影やチェーン店、掲載用撮影は、ほぼストロボです。 自然光風にストロボで撮る これが一番安定します。

まとめ

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ストロボで料理を美味しそうに撮るポイントはこの5つです。

・直当てしない

・光を広げる

・逆光か半逆光、もしくはサイド光

・レフ板で影を調整

・自然光のようなイメージで光を作る

ストロボは難しい機材ではなく、光をコントロールするための道具です。 料理写真はカメラではなく、レンズでもなく、光で決まります。




料理撮影の依頼については、 「料理撮影の依頼完全ガイド」でまとめています。

ラ・クレアシオン
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料理撮影に30年以上携わり、数多くの現場で培ってきた経験をもとに、料理人や店舗が大切にしている意図を正確に読み取り、写真として再構築しています。ストロボを用いた精緻なライティングと、レタッチまでを前提とした撮影設計により、料理の質感や立体感、シズル感を安定して表現することを重視しています。「きれい」で終わらせず、料理と店の価値がきちんと伝わる写真を目指しています。

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