料理撮影における“プロ...
佐原のオーベルジュ・ド・マノワール吉庭楼にて、パスタコー...
08.Feb.2026
焼く前から、もう旨い──そう確信させる肉がある。
神田駅南口すぐ、「焼肉 神田精肉店」でメニュー撮影を行った。カメラのファインダー越しに捉えたのは、黒毛和牛A5ランクのカルビ。火も香りもなくとも、ただ皿に置かれているだけで、圧倒的な説得力があった。
整然と並べられたその姿は、美しいというより“凛としている”という言葉がふさわしい。赤身の深い色合い、その中に繊細に流れる脂の霜降り。余計な飾りも演出も要らない。肉そのものが語ってくる。
とくに印象に残ったのは、脂の粒のきめ細かさ。ギラつかず、鈍く柔らかに光る脂は、肉の甘みと繋がっている。見ただけで、温度と時間さえあれば口の中でとろける未来が想像できる。その想像が、食欲というより敬意を呼び起こす。
撮影の最中、厨房からそっと声がかかる。「この肉は、赤身と脂のバランスで選んでるんですよ」と。まさにその言葉どおり、力強さと繊細さが同居する一皿だった。
焼肉はたしかに火の料理だ。しかしこの店のカルビは、焼かれる前こそが一番静かに語りかけてくる瞬間かもしれない。
肉を見て撮るという体験が、これほどまでに豊かなものだとは。
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