料理撮影における“プロ...
佐原のオーベルジュ・ド・マノワール吉庭楼にて、パスタコー...
08.Feb.2026
台東区・根岸。かつて文人墨客が集ったこの地に、静かに暖簾を掲げる「蒲焼割烹 根ぎし 宮川」がある。老舗の佇まいには、飾らない品の良さと、時間の積み重ねが滲む。
この日撮影したのは、昼のコース「あさがお」。うなぎ屋でいただく鰻重はもちろん楽しみだが、それはあくまでひとつの“終着点”。この店では、その一皿にたどり着くまでの道のりこそが、味わい深い。
まず供されるのは、お造り。鮮度の良さと、繊細な包丁の仕事が際立つ。次いで、季節の煮物がほっとした余白を与えてくれる。器に盛られた小鉢の一つひとつにも、職人の静かな意志が見て取れる。サクッと軽やかな衣をまとった天ぷらをいただいた頃には、腹も心も、ちょうどいいあたたまり具合だ。
そして、満を持して現れる鰻重。蒸してから焼く関東風。きめ細やかな白身に染み入るタレの香りは、静かに、けれど確かに背筋を伸ばしてくれる。
撮影の合間にも、この一連の流れが持つ余韻の美しさに魅せられた。丁寧に積み上げられた一皿ごとが、鰻重への導線となり、五感の準備を整えてくれる。
老舗のコースとは、こうした時間の設計にこそ価値がある。
根ぎし 宮川の「あさがお」は、静けさの中に、心を満たす余白があった。
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ラ・クレアシオン
住所:埼玉県草加市新栄1-13-5
サニーヒルズ103